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評価:
赤坂 真理
講談社
¥ 756
(2007-12-19)
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レビューじゃないです
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いつだったか、友人が言った。
男のオタクはキャラに萌える。
女のオタクは関係性に萌える。
・・・真理だ.+゚*(・◇・ ) *゚+.
しかし、これは何もオタにだけ当てはまるものではないらしい。
うちの母は出版社が出してるフリーペーパーみたいな宣伝雑誌を
わざわざ購読しているのだが、
すごく面白そうな本があったので、買ってきてくれるという。
わたしのために。
母が本を提供してくれるのは、
『
いつまでもデブと思うなよ』以来である。
そのタイトル↓
『モテたい理由』(赤坂真理・講談社現代新書)
・・・お か あ さ ん (つω-`。)
母「クリスマスどうするの?」
Y「●●●ちゃんとディズニー

」
というやりとりがいけなかったんだろうか。
「な に も な い け ど わ た し は げ ん き で す
」
みたいなライフスタイルが不安にさせたのだろうか。
「女の子とばっか遊んで、女の子が好きなの?」
とか半ば本気で聞いてくる母の短絡的な発想の方が心配だが、
まあ確かに女の子の方が好きだ。
しかし、残念ながらノーマルである。
ちなみに腐ってるのかどうかは、最近わからない。
ティーンの頃は全否定できたのに、何やってるんだ自分

***
何はともあれ、
作者が書いた抄録みたいのを読んでみると、すっごい面白い(*>艸<*)
これが
『モテる理由』(西川●子)
とかだったら、心底どうでも良い。
モテる理由なんていくつかのパターンはあれど人それぞれだし、
本読んでモテるなら、雑誌が1年中恋愛特集をする必要性がない。
ところが、作者の話をかいつまむと、
現代社会がモテ強迫に包囲された理由と歴史的必然の真実を
鮮やかに解き明かしてくれているらしい。
しかも、モテとは字義的なものではなく、
「
関係性ですべてが判断される時代」のこと。
女性誌のおかしさを、
「モテたい」と言いながら、
同性による、横並びの相互監視社会を強化して提供する点
に見出す観察眼が鋭い。
加えて、
『おかしさとは「可笑しさ」であり「
頭のおかしさ」である』
というあまりにもバッサリいくひねっぷり。
ちょっとシニシズムが入った頭良い人の社会批評って面白いと思う。
特に新書程度で、適当に専門用語をはさみながら
現代社会の行動心理学に言及するような本が好きだ
【タイトル・テーマ・タイミング】が命といわれる新書ゆえ、
タイトルがうまいのは当然である。
かつて、講談社現代新書では
『カーニバル化する社会』『他人を見下す若者たち』
で、あまりにもタイトル負けした内容にがっかりさせられた。
(とくに他人を〜の方は、
帯がまじ秀逸だったのに、優れていたのは
帯だけだった)
今回は事前に作者のまとめを読んでるので
そこまで裏切られることもないだろうし、楽しみにしていようと思う。
でも、その前におお振り(9)を読むんだ+ ゜.(*≧ω≦)o".゜+
ってか、昼までにやることがあったんで、
正直日記書いてる場合じゃなかった
ちょっと、素敵本との出会いを書きとめようなんて思ったのがいけなかった。
しかもこのタイトル・・・il||li ○l ̄l_ il||li