もう年あけて3日なんですね。
昨年までの奇跡の9連休を思うと、明日から仕事とか…
12月は「趣味:旧友との親交」って改めた方が良いんじゃないかっていうくらい、
たくさん旧友に遊んでもらっていました。
遠方から来てくれた友人とクリスマス間近の恵比寿ガーデンプレイスに行ったら、
真昼間だったせいが、小型犬を連れたミセスが多い以外はわりと空いてたり、
もう3人で会うこともないのではと思ってた学生時代の友人たちと
エスニック女子会をして、相変わらず世間に媚びない姿にドキマギしたり、
カラオケのパセラでDVDを流しながら
2.5次元を堪能し尽くして、何かをやりきった気になったり、
友人の家のテレビに映る2次元に絶叫しながらクリスマスケーキを食べたり、
婚活をガチでやったら実りそうという友人に、相変わらずの分析厨と大笑いされたり
ほんとに楽しかったんです。
エスニック女子会において、友人のひとりが
「ようやく親がわたしの結婚を諦めてくれた」
という話をし出したので
「わたしは諦めていないのに親がすでに諦めている」
という話題を提供したりしましたが、
年末を迎えるにあたって、
独身楽しいなって心の底から思う出来事の連続でした。
二次元の心友(心の友と書いて「しんゆう」と読む)から
「京アニとんでもない」と言われて、慌てて観に行った
公式がアレ過ぎる水泳少年たちの青春群像劇『Free!』の映画版
『ハイ スピード!−Free! Starting Days−』のすさまじさに
もう心が沸き立ち過ぎて大変なことになった帰り道には、
なんかもう異次元も現実も楽しみ合える友人がいればそれだけで良いかなって
しみじみと感じていました。
電車で10分のところにある映画館に
なぜか45分もかけてチャリで向かったら、
今年1番の寒さじゃないかっていうくらい極寒で、
腹にホッカイロを貼ってこなかったことを悔やみながら
帰路は特にガタガタしていたわけですが、
鑑賞後の胸と頭は妙にホカホカしていて、
心の友〇〇ちゃんに会いたい!
いますぐ会って語りたい。
会いたくて会いたくて震える!!!
と、一生わからないと思っていた西野カナの歌詞にすこぶる共感を示していました。
でも、Free!はグッズ厨に対してえげつないんですよね。
週替わりで毎週3種類の鑑賞特典を1ヶ月以上続けてくるんだもんな、、
※貰った特典のコースター↓
しかも、作品内容が本当に頭が下がる全方位萌え爆弾なので、
どのキャラのクラスタだろうが、グッズ集めが好きな人は
全種類集めたくなってしまうホイホイっぷり。。
Free!以来、チーム男子を前面に打ち出した
オリジナルアニメをちょいちょい見かけるけど、
過剰過ぎるのにやりすぎ感のないサービスシーンとか、
全方位あまねく関係性萌えを打ち出してくる物語構成とか
あれを超える萌えをフルエスコートする作品には出会ってないので、
もうちょっと誇りと矜持をもって、オタク女子に優しくしてほしいです。
…アラサーの財布にだって限界はあるんだ。。
そんなこんなで、最終的には異次元に沸騰してた年末ですが、
今秋結婚した兄がお義姉さんと我が家にやってきて
えらい仲良くしているのを見てたら、
廃人のようにゴロゴロしている自分を直視できなくなってきました。
そのせいで、ダメ恋愛に走るあたりが共感できないって言い続けていたのに、
買ったまま積んでいた
『東京タラレバ娘』の最新刊を読んだところ
自分でもびっくりするくらい心をえぐられました。
今巻強く描かれているのは妥協できない女たちの話だったのだけど、
これはしんどい。。
23歳のときに告白してくれた男で良かったじゃないかと悔やむ主人公が
タイムマシンがあったら、10年前の自分に妥協しろって言うのにって
悶え苦しんでいたところ、33歳にして新しい彼氏が出来ました。
でも、価値観が合わなくて、
噛みあわなくて無理をする日常が苦しくて、
彼に別れを告げてしまった彼女の脳裏には
10年後の未来から来たタイムマシンが見えます。
43歳の自分がその人にしておけって訴えるのに
わたし寂しいのって嘆くのに
それでも主人公の手足も口も動きません。
「それでも私の足は動かない。
幸せを掴むはずだった私達の手は今や
凍ったように動かない」
「私達はいつからちぐはぐで不器用な生き方しかできなくなったんだろう。
すいません不器用ですからって昔健さんが言ってたけど
あたしら一体誰に謝りゃいいのよ。
未来の自分に謝りゃいいの?」
つ、つらい。
華やかな独身バリキャリ女性から
もう若い時と違って男は寄ってこないんだから
自分を見極めていかないといけないよね的なことを言われると、
自分、若い時もモテてないっす
と言えずに萎縮するわけだけど、
それでも、独身でいる理由のひとつが
妥協できないことにあるっていうのは共通してるんじゃないかと思います。
SNSでシェアされていたブログで
世界はわがままで弱い女ほど幸せになるように仕組まれていて、
わがままで弱い女を演じることができたなら、幸せになれるんだから、
彼氏できないとか言ってないで、彼氏が出来るような自分を演じろ
って熱弁をふるっている男性がいましてね。。
まあ、おっしゃるとおりなんですけどね。
でも、そこまでしてモテなくたってね。
生きていけるんですよ。
幸か不幸か、ひとりで生きていけるんですよ、経済的には。。
余裕資金がない、流動性預金がない、
と金欠ぶりを日々曝している自分ですが、
正直、自分ひとりを生涯養っていく分には、
介護離職したり、自分が大病を患わない限りおそらく大丈夫です。
そうすると、
他人様の型と自分の型を互いに合わせながら共生していくことが、
ストレス耐性がすこぶる低い自分には辛くてしんどくて、
「そんなんだったらひとりで良いし」ってなっちゃうわけですね。
いや、良くないんだ。
わたしの左脳はそれはダメだって言ってるんだ、ここ3年くらい。。
タラレバの巻末には読者からの相談コーナーがあって、
マスターのタラとレバーテンがぶった斬りながら回答してくれるんですが、
もうね、手紙を送った場合の想定問答とか妄想している自分がいました。
「こういう女は自分を見つめ直した方が良いタラ!」
「みんなが持ってるブランドバックが欲しいのと同じ感覚で
結婚しようとすると本気で後悔するレバ!」
とか言われてそう・・・
朝日新聞の人生相談に上野千鶴子先生指定で手紙を送ったら、
「安定している正規の仕事もあって恋愛体質でもない。
独りで生きる道にシフトしなさい。」
とか言われそう。
いや、人生相談の上野御大は比較的優しいからちょっと違うかな。
でも、彼女が提唱するおひとりさまの老後を積極的に勧められそう・・・
自分でも、いまの生き様が誰かと生きていくことに向いてないことは自覚してます。
ただ、子どもが生まれて以来、言動に変化が目立つ社会学者の宮台真司みたいに、
子どもが出来たら価値観がガラリと変わることってあると思うんです。
結婚して出産して、自分の価値観が変わる様を、わたしは見たいんです。
お前は変わらなそうだぞ、落ち着け!!!
って友人にも親にも言われそうだけど、もう少し猶予はある気がしてるんです。
でも、このままだと、ない。
東村アキコがタラレバ娘の決着をどうつけるのかは気になるところですが、
痛いところを突かれた現実の未婚女たちはどうするんでしょうね。
多分変わらず、5巻のタラレバ娘にえぐられるんでしょうね。。
わたしのメンタル面での特効薬は、
「嫌なことは考えるのを止めて時の流れに任せる」
なので、タラレバにダメージを受けたメンタルには蓋をして、
大晦日の放送が復活したジャニーズカウントダウンをガツンと鑑賞しました。
リビングでは兄とお義姉さんが仲良くカウコンを観ていましたが、
わたしは自室に戻ってひとりで黙々と画面を見つめながら、
自らの胸の内から湧き上がる桃色の何かと対峙しておりました。
で、その中に「初夢2ショット」っていう、
ファンへの事前アンケートで観たい歌唱コンビを決める企画があったんです。
松潤やキムタクのモノマネに定評のあるABC-Zの河合郁人が松潤と一緒にWISHを歌ったり、
番外編で6年ぶりに青春アミーゴが復活したり普通に楽しんでいたのですが、
1位には驚きました。
滝沢秀明と渋谷すばるの2人が選ばれ、
ジャニーズJr.時代に“東の滝沢、西のすばる”と人気を二分した2人だと解説が入るわけです。
そして楽曲は「明日に向かって」。
これさ、嵐の15周年に14歳とかの若いファンが
伝説のシースルー衣装が観たいって言ってたのとは違いますよね。
明らかに8時だJとか見てたアラサー世代以上が望んでますよね。
ジャニオタ、業が深い。。
・・・愛おしい。
そんなことを思ってたら、先般久しぶりにあった友人が
突如ABC-Zの沼に片足を突っ込んだらしく、
コンサートDVDを買ったとLINEで教えてくれました。
ここで近頃大プッシュされてるHey!Say!JUMPではなく、
ABC-Zなあたりが友人らしくてほほえましい。
そして続くLINEのことば。
「ゆりちゃんと観たいなー」
わたしね、ほんとに男じゃなくてよかったと思うのが、
女友だちのこういうのに弱いんです。
ABC-Zは恥ずかしながら5人の認識すらちょっと危うかったので、
アクロバティックだから無知でも多少は楽しめるだろうけど、
我が家は実家だし、彼女の家も無理そうだし、
わざわざパセラで観るほどではないって、冷静に思う自分がいるのに、
「そうか、わたしと観たいのか、嬉しいなあ、もう」
と二つ返事で了承しちゃうんです。
大学生時代、「こんなこと〇〇君にしか言えない」というフレーズで
男性たちの心を落としていた友人がいて、
落ち着け、ボーイズ、お前以外にも言ってるぞ
って常々思っていたんですが、今になって思います。
わたしが男だったら、
「どうせ誰にでも言ってるんだろ。
でもいま言われたのは自分だ!
いまこの瞬間は俺しかいない!!」
とか思って甘々で対応するんだろうなーって。
でも、最終的にはマイペースを崩さないから切られるんだとも思いますが。
で、ちょうど別の友人がJUMP沼にハマったことに刺激を受けて買っていた
ポポロというジャニーズ雑誌を片手に
YouTubeとウィキペディアやらアツいブログやらをロールしながら
俄か予習に励みつつ、本日パセラにて鑑賞会を実施してまいりました。
もともと相当な宝塚贔屓の友人に
「思った以上にヅカのこと知ってるよね。昔から勉強家だよね!」
と褒めてもらい、
「一夜漬けだけど俄かガリ勉気質なんだよね。学生時代のテスト含めて」
と答えながら、
先日詰め込んだ、俄かにすら至っていないジャニーズ知識を引っぱりだして、
それは楽しく鑑賞しました。
俄かですらない我々のABC-Z講評はさておき、
愛のかたまりを歌っているセンターの橋本くんが
本家の堂本光一氏にしか見えなくて大いに盛り上がったり、
橋本くんを除く彼らの、
自分たちとの同世代感がたまらなく昭和っぽいと盛り上がったり、
塚田氏の筋肉は美しいレベルを超えているが、
コンサートの諸所で良い働きをしていると盛り上がったり
まあ、とにかく盛り上がりました。
観て楽しむ部分が多いので、あんまりわからなくても楽しめます。
で、ほくほくしながら帰りの電車に乗っていたら、
心の友〇〇ちゃんからのLINEが届きました。
箱根駅伝の6区を青学1年生の小野田くんが激走し、
最上級生である4年(小椋)裕介くんにタスキを繋ぎ、
1年生に刺激を貰った裕介くんが7区の区間賞を取るというドラマに
弱ペダクラスタが沸き立って、ツイッターに
「小野田くん」がトレンド入りする珍事が起こったそうです。
念のため補足をすると、
大人女子の心を掴みまくっている
ロードバイクを題材にした青春マンガ『弱虫ペダル』の主人公は
小野田坂道(連載当時高校1年生)であり、
彼が最も敬愛する先輩が、同じく坂が得意なクライマー
巻島裕介(連載当時高校3年生)なんですね。
オタク女子、業が深い。
嘆かわしい。。
・・・愛おしい。
個人的には、今年の箱根は東洋大学の服部兄弟が可愛かったです。
往路で兄の勇馬くんが区間賞を取り、
弟の弾馬くんにタスキをつなぐとか!!
ハズマくんとか読み方難しいところも最近の子っぽいな!
名前で言えば、東海大で2区を走っていた子が
春日千速くんって名前で、
よくある千早ではなく、「速」を使ったチハヤくんが
箱根駅伝の花の2区を走るとか、
親は嬉し過ぎるだろうと、完全に親目線でドキドキしていました。
で、服部兄弟に話を戻すと、
さらに高校生のふーまくんという弟がいて、
もっと下の年の離れた妹ちゃんが末っ子にいる
4人きょうだいだそうです。
なんだ、その少女マンガみたいな家族構成!!!
正月早々、ありがとうございます。
命を削るように1秒を削り出してる青年たちに至極恐縮ですが、
ぜったい多くの女たちは、今年の服部兄弟にも、
数年前の設楽ツインズにもドキマギしているはず・・・!!
弾馬くんは期待のエースとしては悔しい結果になってしまったみたいだけど、
来年、もし三男も東洋に入ってきたら、
ぜひまた兄弟オーダーで雪辱を果たしてほしいです。
蛇足になりますが、いい年をして二次元を嗜み過ぎてる者として、
ガルパン大好き稲田3尉についても触れておきます。
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1601/03/news013.html
順天堂大学の稲田翔威くん(4年)は区間賞を取れなかったことで、
公約通り、あんこう踊りの乱舞が決定しているようですね。
しかも内定先がコトブキヤって…!!!
駅伝男子、ほんと可愛い。。
それにしても、「ガルパンはいいぞ」に
なかなかキャッチアップできない自分がいます。
誰かが「車出すから大洗で聖地巡礼しようZE!」
とか誘ってくれたら、得意の俄かガリ勉で、
レコーダーに残ってる全話を一気に観るんだけどな。。
何にせよ、そろそろ目を背けることが難しくなってきた己のモラトリアムですが、
けっきょくオタクコンテンツとそれを愛でる女たちへのの愛おしさに帰結するなら、
せめて刹那を生きるオタクとその対象を愛おしむ自分自身、
社会的にはちゃんとしようという目標を掲げることで自分の気持ちを濁しています。
とりあえず、ちゃんとした社会人として明日の仕事に備えるべく、そろそろ寝ます。
っていう、なんのオチもない新年初日記。